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LEGO社の歴史とレゴブロックが作られるまでの道のり

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LEGO社とレゴブロックの歴史

レゴ(LEGO)は、デンマークに本社があるおもちゃの会社です。また、組み立てブロックのブランド名でもあります。

LEGO社はもともと木製の玩具を作っていましたが、1949年からプラスチック製の玩具の製造を始めました。

LEGOの由来

LEGOという名前はデンマーク語の「よく遊べ(leg godt)」とラテン語の「組み立てる(LEGO)」からきています。

創業者オーレ・キアク・クリスチャンセン

LEGOの創業者は、オーレ・キアク・クリスチャンセンです。

オーレは1891年にデンマークの貧しい農家の13番目の子供として生まれました。
兄弟が多く家も貧しかったため、おもちゃは自分で作っていました。このころから手は器用だったようです。

その後、大工となったオーレはお金を貯めて、ビルンという地区に木工所を購入しました。(のちのLEGO社)

世界恐慌と玩具制作のきっかけ

家族経営の小さな木工所では、農民向けの家具を作って販売していました。

しかし、世界恐慌の影響で経営は悪化…家具の設計予算を削るために縮小模型を作るようになりました。

この時の模型作成が木製の玩具を作るきっかけになりました。

最新の素材プラスチックで玩具を作り始める

その後、小さな木製おもちゃなどを作っていましたが、それだけでは十分な収益とならず家具の製造販売も続けていました。

経営は相変わらず苦しく、借金をしながらの操業でしたが、オーレは当時まだ珍しかった「プラスチック」素材に目をつけ、プラスチック製造機をイギリスから購入しました。

そして会社名をLEGOに変え、プラスチック製のおもちゃの製造を始めました。

当時キッディクラフト社が制作していたプラスチック製結合ブロックを参考に開発を始め、「自動結合ブロック」と名づけて販売を開始しました。

しかし当時は、ブロックの結合力が不十分だったことと、プラスチック製のおもちゃが受け入れれらず、まったく売れませんでした。

ブロックの改良で無限の可能性が広がる

その後、ブロックの形状を改良し結合力を高めた結果、さまざまな形のブロックを作れるようになりました。(ブロックの空洞部分に円筒を配置する形状は、現在も使われています。)

いろいろな形のブロックが作れるようになったことから、結合の組み合わせが大幅に広がり、自動車やトラック、バス、家などをブロックの組み合わせで作れるようになりました。

1960年に倉庫の火災によって大きな損害を受けましたが、これを期に木製玩具の製造をやめ、プラスチック玩具のみの製造販売となりました。

1963年にはプラスチックの素材をABS樹脂に変更しました。これによって耐久性が格段に上がりました。(50年以上前のブロックでも正常に結合が可能です)

LEGO社の歴史(抜粋)

1916年  デンマークビルンの木工所で農家向けの家具の製造販売

     世界恐慌のため製作費の切り詰め。家具設計の縮小模型を作り始める

     これがきっかけで木製玩具を作り始める

1934年  会社名をLEGO社とする

1949年  キッディクラフト社の製品を参考に自動結合ブロックと名つけて販売開始

1953年  製品名をレゴブロックと命名し販売開始

1960年  倉庫の火災で在庫を失う。
      これをきっかけに木製玩具の製造をやめプラスチック玩具のみの製造販売となる。

1961年  部品にタイヤが登場し自動車、バスなどが作れるようになった

1963年  ブロック素をABS樹脂に変更(耐久性の向上)

1966年  トレインシステムを発売。モーターとレールが同梱された

1969年  1歳以上を対象としたデュプロシリーズの販売開始

1974年  腕が稼働する「ホームメーカー」シリーズ発売開始

1975年  リアルさを追求した「ホビーセット」シリーズが発売開始

1977年  精巧な構造模型がつくれる「エキスパートビルダーセット」を発売開始

1978年  手足が稼働し、笑顔が印刷されている「ミニフィグ」シリーズ発売開始

1979年  宇宙シリーズが発売開始

1980年  学校教材への需要が高まったため教育製造部門が設立

1982年  エキスパートビルダーシリーズが進化した「テクニックシリーズ」発売開始

1983年  1歳未満を対象とした「Primo」シリーズ発売開始

1990年  上級者向けの「モデルチームシリーズ」が発売開始

1992年  「ツーロ(Toolo)」シリーズが追加

1995年  生後6カ月~2歳向けの「レゴ・プリモ」シリーズが発売

1998年 「マインドストーム」シリーズが発売

1999年  レゴ・スターウォーズ・シリーズが発売開始

2000年以降

2000年代に入ると、営業不振が続き、一時は身売りのうわさもたちました。

しかし、大きなリストや店舗の閉鎖を行い、顧客ターゲットを絞ることで高いシェア率を取り戻しました。

また、企画、経営、製造に関して新しいルールや合理的な方法を採用することで、業績を回復し2013年には玩具世界一の会社となりました。

現在は世界各地に工場を建て、業績を伸ばし続けています。

(出典:wikipedia)

日本でも知育玩具として圧倒的な人気を誇っています。

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出典:wikipedia

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